日本の入浴文化発祥の地であるお寺に〝Rituals of Water(水の文化)″を体現する水まわり空間が誕生

01 November 2019

INAXと水の文化

日本の精神性や文化を大切にするINAXは、2019年春、Milan Design Week(イタリア/ミラノ)やKitchen & Bath China(中国/上海)にて〝The Rituals of Water(水の文化) ″をテーマに、水に関わる習慣と、INAX がこれまで培ってきた技術とデザインを象徴的に表現した水まわりコレクションを世界に向けて発信し、多くの来場者を魅了しました。

そしてこの秋、Rituals of Water(水の文化)の世界観を体現する空間が、群馬県桐生市の歴史あるお寺「日限地蔵尊 観音院 に誕生しました。

陰翳の濃淡がもたらす美しく静謐なトイレ空間

このたび改修された観音院 宿坊のトイレにはサティスGタイプを採用。そこには付書院のような明かり障子を背にオブジェを思わせるブラックのサティスが美しく納まり、陰翳の濃淡がもたらす和の空間美を表現しています。さらに、この空間の快適さを支えるのが、サティスGタイプに搭載された高度な機能性です。ニオイや汚れを気にすることなく、心地よい寛ぎの時間をもたらします。自分と向き合いセルフリフレクションできる空間が、ここにあります。

*1:日本の入浴文化の発祥

お寺は日本の入浴文化の発祥の地と言われています。6世紀の仏教の伝来とともに、沐浴の功徳を説いた仏教の教えが広まり、身体を洗い清めることは仏に仕える者の大切な業と考えられるようになりました。入浴は七病を除き七福を得るという教えもあり、奈良時代には、多くの仏教寺院で浴堂を構え、施浴(せよく)が盛んに行われるようになりました。今日のお寺においても、しばしば手水舎があります。お寺で行う手水は、人の身体、ことば、心の三つのはたらきによる業(ごう)を清めるものと解釈され、心身を清める意味で手を洗い、口をすすぎます。

*2:日限地蔵尊 観音院

「日限地蔵尊 観音院」は、群馬県桐生市にて1644年に創建され、桐生市で「おじぞうさま」といえば観音院のことだと誰もが分かるほど、地元の人々から親しまれています。毎月24日の縁日には、地元産の日用品や食品などを扱う露店が参道に立ち並び、地元のみならず遠方からも多くの参詣者が訪れ、賑わいをみせます。

INAXについて

INAX は、清潔で先進的な水まわり製品と、表現豊かなセラミックタイルを製造する日本のパイオニア的存在のブランドです。

INAX の歴史は、今からおよそ100 年前にさかのぼります。土と向き合い、炎を相手に試行錯誤を繰り返し、建築家フランク・ロイド・ライトによる帝国ホテルのため の装飾性に富んだタイルの生産に成功し、INAX の礎を築きました。その後も新しい暮らしの価値を追求し、日本初のシャワートイレや電力を自給する自動水栓、 部屋の空気を整えるタイルなど、イノベーションに挑戦してきました。また、日本の文化、四季折々の自然にインスピレーションを受けながら繊細な色づかいやテク スチャーの表現力、タイルで培われた空間発想、製品と建築との融合を追求してきました。

INAX は日本発のブランドならではの心づかいと、テクノロジー&デザインから生みだす美しく革新的な水まわり空間で、人びとの健やかで、いきいきとした暮らし をかなえます。

www.inax.com