INAX ストーリー

なぜINAX は、人々に、健やかで、いきいきとした暮らしを提供できるのか。そう聞かれたとき、私たちはこう答えます。美しい自然と、人を尊ぶ日本。その独自の文化と伝統に育まれ、品質に妥協しないクラフトマンの精神と技を受け継いでいるブランドだから。日本のような国が世界のどこにもないように、INAX も世界の人々にとってオンリーワンの存在を目指します。

日本の精神性と、水。

豊かな水に恵まれている国、日本。人々は、穢れを洗い流す作用のあるものと考え、気持ちを切り替える場所に水を置いてきました。

神社仏閣では、水で手を清める場所を設け、世俗から神域へと切り替える。

また、全国に天然温泉が点在する日本では、入浴によって疲れを洗い流し、明日に向かう力を養う習慣が根づいています。

自分と向き合う空間。

空間を飾り立てるのではなく、空間のつくり方で心を動かす。その空間に入った瞬間の驚き。まるで別世界に入ったように、一瞬にして心が切り替わる。

無駄を削ぎ落としたシンプルな空間は、静けさを感じるときもあれば、心地よい緊張を感じるときもあるように、同じ風景でも、そこに立つその時の心のあり方で感じ方が変わる。

自分と向き合う時間がそこには流れています。

美と技のインスピレーション。

日本の造形に宿っているもの。息をのむほど美しいライン、他では見ることの出来ない色と艶、そして、人の手が創り出したとは思えないほど精度の高い技。それらは、その物の周りにある空気を凛としたものに変え、見る者の心を整えます。

歳月を重ねても愛すことができ、海外でも評価の高い、日本の美と技は、現代のデザイナーたちにインスピレーションを与え、創造する商品に息づいています。

海に立つ鳥居

海に立つ鳥居(神域への門)。控え目でありながら、煌びやかな日本古来の反り形状。

日本の美は、匠の技によって生み出されます。自然素材の特性を知り、機械でもできないような精度で組み上げ、形をつくり、美しさや強さを引き出します。

博物館明治村に再建された帝国ホテル

INAX とフランク・ロイド・ライト。

世界的な建築家の理想に応えた、ものづくりの精神と技、それが、INAX の原点です

日本に多くの外国人が訪れるようになった1900 年代初頭。帝国ホテルは、20 世紀を代表するアメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトに設計を依頼しました。壁に用いるためのタイルやテラコッタは、愛知県知多半島の土を使い、独自のデザインで成形し、特殊な焼成が必要であったことから、専用の工場が愛知県常滑に設けられました。その技術指導として迎えられたのが、伊奈初之烝と息子の長三郎。

帝国ホテルの竣工後に、タイルをつくっていた従業員と設備を引き受け、初之烝と長三郎は伊奈製陶株式会社(のちのINAX)を設立します。

伊奈初之烝と長三郎の技術指導のもと職人たちが試行錯誤を繰り返し、創り出したスクラッチタイルは、世界中からの要人を迎えるにふさわしい空間を演出しました。