大阪マリオット都ホテル

2014 年に 開業した「あべの ハルカス」は、その名の通り 阿倍野区にそびえる高さ 300 メートルの日本一 高い建物です。
大阪マリオット都ホテルの客室は上層部の20階を占め、最も低い階の客室でも、大抵のペントハウスより高くなっています。上層階から天気の良い日は、大阪の街が遠くまではっきりと見渡せます。特に夜は眼下に、地平線まで広がるキラキラ光るライトの中に息づく 1,900 万の人々の活気あふれるエネルギーが感じられます。普通はジェット機の乗客が楽しめる光景ですが、数分で通り過ぎる のではなく、お客様は食事をしながらゆっくりと 楽しむことができます。

ホテルを設計した観光企画設計社は美的モチーフとしてふさわしい「軌道」を選択しました。フロントの上には星がはじけたようなガラス細工が揺れ、まるで摩天楼がお客様を天国までお連しているような印象を与えます。 設計社はアトリウ ムとラウンジを「空に溶は込む」ような雰囲気にしたかったので、非常にオープンにしていま本。また、天井の高さと光輝く窓がさらにその効果を上げています。

全体として、設計者は派手で都会的な「粋(いき」)より、洗練さや気品、快適さなどの「粋(すい」)を重視しようとし ました。客室は、仰々しくするのではなく、エレガントな内装が施されています。特にバスルームはクールグレーの大理石と日本式の深いバスタプが 組み合わされています。日本のお客様は最新式のシャ ワートイレをよくご存じなので、 INAX の「サテイス」と 「レジオ」はここでの大事な要素となっており、 床から天井まで景色が見渡せる部屋もあります。

日本の伝統的なデザインもたくさん取り入れられています。
着物の文様を描いた伊勢型紙の花柄の壁紙模様。その他にも、細やかな配慮が施されています。一例として、ドアを開けるといきなりスイートヘ入るのではなく、仕切りを通り抜けてからリビングエリアヘたどり着きます。これにより、奥行き感 を出す特有の「間(ま)」のスペースを保っています 。

大阪マリオット都ホテルの客室は上層部の20階(38-55階)を占めています。

»INAXの「サティス」は非常にモダンなデザインです。いろいろな場所でとてもよく機能します。«

大阪マリオットには 「秘密」の階があると聞きましたが、他とは違うのですか 。

ほ とんど全ての客室にかかわりましたが、私個人の任務はコンフォートルームがある38 階でした。他の階とは全くことなっています。「知る人ぞ知る」階です。

38 階の何がユニ一クなのですか。

非常に建築上のもの。元々、この階には客室を作らない定予でした。ビルの中で天井が最も高く、床は防音装置が施 されています。非常にぜいたくなのです。

なぜ、机や椅子をあれほど低くしたのですか。

床には座ったり足を下ろしたりできる空間があるからで。スイートでは、各セクションごとに床の高 さが異なっています。例えば、ソファの横に段差りが、あ1 段降りてリビングエリアへ入るように なっています。ですから、全くバリ アフリーの部屋ではありませんが、部屋のあちらこちらに立って、景色を楽しめま。す

バスルームも異なっていますか。

ええ、バスルームには少しワイルドな選択をしました。ガラスの壁のコーナーにバスタブ を設置、誰もが見えるようにしました。また、トイレも大事な景色が見えるように非常に大胆な場所に設置しました。遊び心あふれるアイデアですが、非常に うまくいきました。

イナックスのシャワートイレはうまく機能していますか。

他社の製品に比べると、デザインがかなりモダンです。
いろいろな場所でとてもよく機能します。トイレに近づくと、 蓋が自動的に開き、まるで「こんにちは。お待ちしていました」と言っているようです。

1,900万人が住む町の喧噪のはるか上、日本一高いビルに位置する大阪マリオット都ホテルには様々なタイプの客室があります。最も低い階でも、他の大抵のペンとハウススイートより高い位置にあり、日本の伝統とモダンさを併せ持つ部屋でゆっくりとおくつろぎいただけますか。  

当ホテルには典型的な旅館スタイルに設計された「秘密」の38 階があり、家具は低めで床の一部が高くなっています。イナックス製トイレは、ガラス製の壁に挟まれ、まるで街のスカイラインを周回する雲の上に浮かんでいるように感じる異例の場所に設置されています。