オカダ マニラ

建築を担当したミウラシン・アソシエイツは、装飾のインスピレーションを主に受けたものとしてフィリピンの熱帯の花々をあげています。

マニラの少し南、海岸線に沿って広がる豪華なエンターテイメントシティは、オールインクルーシブでゲームやエンターテイメントを楽しむ目的地として、いずれはシンガポールやラスベガスと肩を並べることを目指しています。そのエリアで最も新しい施設である数十億ドル規模のリゾート、オカダ・マニラは、噴水花火ショーとその990室を擁するホテルのきらびやかなデザインで大きな注目を集めています。

ホテルの内装の顔となるロビーには、堂々と見事なほどに振り切った色や形が用いられています。メインカラーは、サイケデリックなキノコの巨大な森のようにロビーから伸びる大きな柱にも用いられている、金をあしらったマゼンタです。デザイナーはこれらの柱を、建物内部の構造をより有機的な、うねりのあるボリューム感で包みこむ、天井や壁にも採用しているきらきらと輝くバルーンプリーツで柔らかな印象に仕上げています。ロビー全体には、特大の花のウォールペイントからきらびやかなターコイズのペイズリーまで、さまざまな色が飽和して溢れかえっています。建築を担当したミウラシン・アソシエイツが、装飾のインスピレーションを主に受けたものとしてフィリピンの熱帯の花々をあげていることには誰もが納得するでしょう。

客室はもう少し落ち着いたトーンで作られています。ピンクが多く使われてはいますが、特にネオ・ヴィクトリア的な家具では、中間色の茶色や青により全体の色彩設計のバランスが保たれています。バスルームは、宿泊客にマニラ湾の砂浜がすぐそこにあることを思い出させてくれる大きな窓とふんだんに用いられたバラ色のビーチーな大理石のおかげで明るく風通しが良く、リゾートの日本人オーナーがオカダ・マニラでの「日本式おもてなし」の高い基準を満たすためには不可欠だとして特別にリクエストしたINAXのサティス シャワートイレも採用されています。このホテルのビジュアルモチーフは、中国のランタンや、日本の屏風、韓国のダイニングルームに伝統的に用いられている幾何学模様など、アジア諸国のさまざまな要素です。いろいろな要素を少しずつ含む多様性のあるデザインスキームには、広く大陸中からゲストを集めたいと考えているこのリゾートの、好みの異なる人々にも何かそれぞれ気に入ってもらえるものを提供したいという願いが込められています。

ホテルの内装の顔となるロビーには、堂々と見事なほどに振り切った色や形が用いられています。

»INAXのシャワートイレは、リーズナブルな価格で高いレベルの機能と品質を実現しています。«

シン・ミウラ

ミウラシン・アーキテクツ&アソシエイツの建築家兼オーナー

オカダ マニラのような場所のバスルームのデザインにはどのようなアプローチをされたのですか?

私たちの主なゴールは、ゲストが自然の光とマニラ湾の景観を存分に楽しむことができるバスルームを作ることでした。バスルームは大抵裸で使用しますから、本能的に開放的になるスペースです。直感的に、自然と強い繋がりのあるデザインにしたいと思いました。

ミウラさんをINAX製品、特にサティス シャワートイレへ導いたものは何だったのでしょうか?

実は、そこにはこのホテルには最高の日本ブランドを採用したいという日本人オーナーのビジョンがあったのです。INAXのシャワートイレは、リーズナブルな価格で高いレベルの機能と品質を実現しています。ウォシュレットの清潔感は「日本式おもてなし」経験の中の重要な要素です。

ミウラさんは、どのようなアイディアが21世紀の建築やデザインを形作っていくと考えていますか?

21世紀を導いていく理念は、「共存」だと思います。20世紀のデザインは、平等を作り出す方法としてのハーモニーにフォーカスしていました。今、私たちは混とんとした状況の中で共存していく方法を見つける必要があります。

リゾートの日本人オーナーがオカダ・マニラでの「日本式おもてなし」の高い基準を満たすためには不可欠だとして特別にリクエストしたINAXのサティス シャワートイレが採用されています。